2004年10月17日
望まれる人材とは…?
なんか最近、大学からのアクセスが多いんで(なんでやろ?
就職の参考なのか?)
個人的に感じてるゲーム会社が欲しがる人材ってのを
職種別に書いてみようと思います。
ゲーム会社に入りたい人は、まずは自分がこの条件を満たして
いるかどうかチェックしてみるのもいいかもね。
就職の参考なのか?)
個人的に感じてるゲーム会社が欲しがる人材ってのを
職種別に書いてみようと思います。
ゲーム会社に入りたい人は、まずは自分がこの条件を満たして
いるかどうかチェックしてみるのもいいかもね。
ゲーム業界は他の業界と違って、未経験者でも入れますが
技術がない新人を1から教育するということはまずしません。
なので、企業に応募する時点でなんらかの技術を持っていないと
確実に落とされます。
これは大手でも中小でも同じだと思います。
そのことを前提に説明していきます。
それでは…職種別に
-------------------------------------------------------
【プロデューサー・ディレクター】
これはこの本にも書いてあるように、なりたいと思って
なれるものじゃないんで省きますw
-------------------------------------------------------
【プログラマー】
一番就職がしやすい職種だと思います。募集している数も最も多いと思います。
とりあえず言語が使えないと話にならないので、最低条件として
C/C++が使えるようにしておきましょう。
さらにいえば、学生時代になんらかのプログラムを作るバイトを経験して
おくといいかもしれません。
チームを作って1本のゲームを作っておくのもいいと思います。
-------------------------------------------------------
【デザイナー】
2Dと3Dではだいぶ違うんですが、2Dの場合は上手さよりも仕事が
はやい人の方が有利な気がします。
なにかの絵を描いてくれと要求があった場合に、ぱっと描いて見せる
ことができるアニメーターのような人の方がいいと思います。
こだわりがあり時間をかけてしか絵をかけない人は(例外もありますが)
ゲーム業界にはおそらく入れないでしょう。
また、なんでも描ける人の方がいいです。キャラは描けるけど背景は全く
ダメとかだとマイナスイメージになってしまいます。
(実際の製作ではキャラや背景だけでなく、メニューなどのアイコンや
各種エフェクトなど色々な仕事をしなくてはならないからです。)
重要なのは絵の上手さよりもセンスだと思います。要求されたものに
対して10人中7人に納得してもらえる絵を描けることが重要だと
思います。
仕事中はツールで作ることになっていくので、学生時代から
フォトショップとイラストレーターぐらいは使えるようにしておきま
しょう。(両方とも3日もあれば基本操作はできるようになります)
欲をいえば、アフターエフェクツなども使えるといいですね。
3Dの場合はなんでもいいですがツールを1つ使えるようにしておきま
しょう。Softimage、Maya、3ds maxのうちどれかが使えればいいです。
ちなみに3Dも2Dと同じで、仕事の速さがものをいいます。
同じぐらいのモデルを4日で組む人と6時間で組む人では当然のように
評価が変わります。
日頃から、速さとクオリティを天秤にかけてモノを作っていきましょう。
-------------------------------------------------------
【プランナー(ゲームデザイナー)】
後述しますが、最初からプランナーを目指してもろくなことがないので
まずはプログラマーをやりましょう(苦笑)
それでもプランナーを目指す!っていう人は以下の文をよく読んでから
もう一度考えてみましょう。
会社の規模にもよりますが、プランナーの仕事はざっぱに分けて
次の4つになります。
(1)ゲームの企画・企画書の作成
(2)仕様書の作成
(3)クオリティチェック・各種調整
(4)製作進行
(1)はどういうゲームにするのか文書化する仕事です。
(2)は(1)で立てた企画をプログラム化するにあたりどのように動かす
のかを文書化する仕事です。
(3)(4)はひとまとめにすることができると思いますが、製作しながら
調整をしていったり、各部門のスケジュールを管理し、遅れることのない
ようにまとめていく仕事です。
どうやっていくかは別として(1)はまぁ、誰でもできますね。
(3)(4)は慣れないうちは毛が抜け、血を吐きますが(笑)
なれればどうってこともない仕事ですね。
問題は(2)の仕様作成です。ざっぱに言えばプログラムをどう動かすか
を書くことです。
たとえば、『Aボタンを押すと1/60秒後にタマが出る』とかの指定を
こと細かく書いていくわけです。
プログラマーを経験していないとこのへんの作り方がさっぱりわから
ないハズです。
逆にプランナーとして5年ぐらいメシ食っている人達は、どんなゲーム
でも、だいたいどのようにプログラムを組んでいるかがわかるハズです。
(ポケモンだろーが、VF4だろーが、FF11だろーが、おぼろげ
ながら組み方が見えてるはずです。だからメシが食えるのですヨ)
なので、最初からプランナーを目指すってのはやめた方がいいですよ。
プランナーは雑用も多いしね…(つーか、ほとんど雑用っていうハナシもw)
個人的にはプランナーをやりたければ、まずはプログラマーを目指すべき
だと思います。
そしてプランナーに必要な要素は…『会話の上手さ(←キャバクラで
鍛えなさいw)』『いつでも腹をくくれる度胸の良さ』と
『すべての人を騙せる詐欺師の要素』だと思います。マジで。
(腹黒ッ!(苦笑))
-------------------------------------------------------
【サウンド】
サウンドは最近はゲーム会社を辞めて独立していく有名サウンドクリエイター
が多いため、仕事をその会社に振ってしまうことが多く、自社でサウンド
クリエイターを雇う会社はだいぶ少なくなったと思います。
なので、ゲームメーカーに入るよりも、サウンド製作会社に入るという
方が多いのかもしれません。
(どのくらいムズカシイのかはわかりませんが…)
当然のようにサウンドを扱うわけなので、作曲ができないとダメです。
楽器はひけなくてもいいですが(実際、楽器が引けないサウンドクリエ
イターは多いです)なんらかのシーケンスソフト(CUBASEとか)は
使えないとダメです。
また曲も幅広いジャンルが作れた方がいいです。ロックしか作れない
とかは論外です。
ゲームでは、効果音も重要なので作れるようにしておきましょう。
経験上、なぜか音大出身の人よりも専門学校出身の人の方がいい曲を
作れる人が多い気がします。
個人的にはこの職種は『理論よりセンス』が重要だと思います。
-------------------------------------------------------
他にもネットワーク系など色々な職種はありますが…ざっぱに説明する
と技術的要素はこんなカンジですかねぇ…。
あと要求されることは個人の資質(性格とか)なのでなんとも
言えません。
『挙動不審だ!』とか『コミュニケーションとれなさそー』とか
『性格暗そうでイヤだ』とか『自分に自信がなさそうなヤツだ』とか
思われなきゃいいんじゃないですかねぇ…。
なかなかキツイと思いますが、ゲーム会社は最近あまり人をとらなく
なってきてるので今後はもっときつくなると思います。
この業界に就職したい人はがんばってくださいね。
技術がない新人を1から教育するということはまずしません。
なので、企業に応募する時点でなんらかの技術を持っていないと
確実に落とされます。
これは大手でも中小でも同じだと思います。
そのことを前提に説明していきます。
それでは…職種別に
-------------------------------------------------------
【プロデューサー・ディレクター】
これはこの本にも書いてあるように、なりたいと思って
なれるものじゃないんで省きますw
-------------------------------------------------------
【プログラマー】
一番就職がしやすい職種だと思います。募集している数も最も多いと思います。
とりあえず言語が使えないと話にならないので、最低条件として
C/C++が使えるようにしておきましょう。
さらにいえば、学生時代になんらかのプログラムを作るバイトを経験して
おくといいかもしれません。
チームを作って1本のゲームを作っておくのもいいと思います。
-------------------------------------------------------
【デザイナー】
2Dと3Dではだいぶ違うんですが、2Dの場合は上手さよりも仕事が
はやい人の方が有利な気がします。
なにかの絵を描いてくれと要求があった場合に、ぱっと描いて見せる
ことができるアニメーターのような人の方がいいと思います。
こだわりがあり時間をかけてしか絵をかけない人は(例外もありますが)
ゲーム業界にはおそらく入れないでしょう。
また、なんでも描ける人の方がいいです。キャラは描けるけど背景は全く
ダメとかだとマイナスイメージになってしまいます。
(実際の製作ではキャラや背景だけでなく、メニューなどのアイコンや
各種エフェクトなど色々な仕事をしなくてはならないからです。)
重要なのは絵の上手さよりもセンスだと思います。要求されたものに
対して10人中7人に納得してもらえる絵を描けることが重要だと
思います。
仕事中はツールで作ることになっていくので、学生時代から
フォトショップとイラストレーターぐらいは使えるようにしておきま
しょう。(両方とも3日もあれば基本操作はできるようになります)
欲をいえば、アフターエフェクツなども使えるといいですね。
3Dの場合はなんでもいいですがツールを1つ使えるようにしておきま
しょう。Softimage、Maya、3ds maxのうちどれかが使えればいいです。
ちなみに3Dも2Dと同じで、仕事の速さがものをいいます。
同じぐらいのモデルを4日で組む人と6時間で組む人では当然のように
評価が変わります。
日頃から、速さとクオリティを天秤にかけてモノを作っていきましょう。
-------------------------------------------------------
【プランナー(ゲームデザイナー)】
後述しますが、最初からプランナーを目指してもろくなことがないので
まずはプログラマーをやりましょう(苦笑)
それでもプランナーを目指す!っていう人は以下の文をよく読んでから
もう一度考えてみましょう。
会社の規模にもよりますが、プランナーの仕事はざっぱに分けて
次の4つになります。
(1)ゲームの企画・企画書の作成
(2)仕様書の作成
(3)クオリティチェック・各種調整
(4)製作進行
(1)はどういうゲームにするのか文書化する仕事です。
(2)は(1)で立てた企画をプログラム化するにあたりどのように動かす
のかを文書化する仕事です。
(3)(4)はひとまとめにすることができると思いますが、製作しながら
調整をしていったり、各部門のスケジュールを管理し、遅れることのない
ようにまとめていく仕事です。
どうやっていくかは別として(1)はまぁ、誰でもできますね。
(3)(4)は慣れないうちは毛が抜け、血を吐きますが(笑)
なれればどうってこともない仕事ですね。
問題は(2)の仕様作成です。ざっぱに言えばプログラムをどう動かすか
を書くことです。
たとえば、『Aボタンを押すと1/60秒後にタマが出る』とかの指定を
こと細かく書いていくわけです。
プログラマーを経験していないとこのへんの作り方がさっぱりわから
ないハズです。
逆にプランナーとして5年ぐらいメシ食っている人達は、どんなゲーム
でも、だいたいどのようにプログラムを組んでいるかがわかるハズです。
(ポケモンだろーが、VF4だろーが、FF11だろーが、おぼろげ
ながら組み方が見えてるはずです。だからメシが食えるのですヨ)
なので、最初からプランナーを目指すってのはやめた方がいいですよ。
プランナーは雑用も多いしね…(つーか、ほとんど雑用っていうハナシもw)
個人的にはプランナーをやりたければ、まずはプログラマーを目指すべき
だと思います。
そしてプランナーに必要な要素は…『会話の上手さ(←キャバクラで
鍛えなさいw)』『いつでも腹をくくれる度胸の良さ』と
『すべての人を騙せる詐欺師の要素』だと思います。マジで。
(腹黒ッ!(苦笑))
-------------------------------------------------------
【サウンド】
サウンドは最近はゲーム会社を辞めて独立していく有名サウンドクリエイター
が多いため、仕事をその会社に振ってしまうことが多く、自社でサウンド
クリエイターを雇う会社はだいぶ少なくなったと思います。
なので、ゲームメーカーに入るよりも、サウンド製作会社に入るという
方が多いのかもしれません。
(どのくらいムズカシイのかはわかりませんが…)
当然のようにサウンドを扱うわけなので、作曲ができないとダメです。
楽器はひけなくてもいいですが(実際、楽器が引けないサウンドクリエ
イターは多いです)なんらかのシーケンスソフト(CUBASEとか)は
使えないとダメです。
また曲も幅広いジャンルが作れた方がいいです。ロックしか作れない
とかは論外です。
ゲームでは、効果音も重要なので作れるようにしておきましょう。
経験上、なぜか音大出身の人よりも専門学校出身の人の方がいい曲を
作れる人が多い気がします。
個人的にはこの職種は『理論よりセンス』が重要だと思います。
-------------------------------------------------------
他にもネットワーク系など色々な職種はありますが…ざっぱに説明する
と技術的要素はこんなカンジですかねぇ…。
あと要求されることは個人の資質(性格とか)なのでなんとも
言えません。
『挙動不審だ!』とか『コミュニケーションとれなさそー』とか
『性格暗そうでイヤだ』とか『自分に自信がなさそうなヤツだ』とか
思われなきゃいいんじゃないですかねぇ…。
なかなかキツイと思いますが、ゲーム会社は最近あまり人をとらなく
なってきてるので今後はもっときつくなると思います。
この業界に就職したい人はがんばってくださいね。